朝青龍、涙の引退会見「相撲に対する悔いはない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000537-sanspo-spo

朝青龍が引退を表明しました。

昨日、安治川親方の退職が撤回されました。これの概略を言いますと、
理事選における貴乃花親方への投票をしたことによる引責で自ら退職
を申し出たのですが、相撲協会により慰留され退職を撤回しました。

しかし今回の朝青龍の引退は、こういうワケにはいかないでしょう。

除名などの不名誉な辞め方になってしまえば、優勝２５回などの記録
すら立ち消えてしまいます。


さて。


どうにも好きじゃありませんね。
前に「指導」の名前で弟子を死に至らしめたことがあったじゃないですか。

ついこないだ、麻薬騒ぎで何人か除名になったじゃないですか。


明らかに相撲界に重篤な不祥事を起こす下地があるんです。


にもかかわらず、朝青龍の上の人間は一切責任を取らない。

極端な話をすると、あるアイドルユニットの熱狂的ファンがそのユニットを
悪く言わず、また悪く言うものを敵視するように、相撲界の周囲もイエス
マンしかいないんじゃないかと思います。


朝青龍は唯一横綱の時代があり、文字通り相撲界を支えてきました。
あのときに朝青龍がいなければ、現在の相撲界は無かったと思います。

しかしそれであるが故に、朝青龍に「甘え」を許してしまいました。

今回の騒動もそういった「甘え」が招いたものでしょう。
また今後も朝青龍は、そういった考えを改める機会がない、というよりもう
直らないでしょう。

新しい世界でうまくなじめればいいのですが、いまの態度のままでは文字
どおり「裸の王様」になり、人が離れていってしまうでしょう。


いまの相撲協会は、先人の築いた場所に甘えているだけです。
貴乃花親方が理事に選ばれましたが、それでも１０人のうちの一人。しかも
その上に理事長がいます。
少なくともしばらくは確実に、改革に至らないでしょう。

最も大きい問題は、将来起きるであろう改革が浸透するまでに、問題を起こ
し続ける体質が残ってしまうことです。


そっちの方をよく知りませんが、内情をよく知っているであろう日本人は相撲
を目指さず、その他の格闘技に行ってしまうこともあるのではないでしょうか。



まぁ、一般の、しかもこんな僻地のブログで何言っても変わりゃしませんが。



一般の者としては、白鳳がまたしばらく唯一横綱になると思われ、見応えの
ない場所がダラダラ続くんだろうな、と。

もちろん幕内や関係者の苦労を否定するわけではありませんが、それでも
白鳳の実力差が抜きん出てしまい、見るものとしては面白みの無いことに
変わりはありません。

全盛期の千代の富士であれば、外国人が台頭した現在でも十二分に太刀
打ちでき、優勝できるかもしれません。

外国人だけではありません。日本人にもできるはずです。

外国人でも日本人でも、鍛え方次第でなんとでもなるはず。

＃　ただ千代の富士も貴乃花も、その鍛え方は誰にも真似できないそうです。
＃　精神的な要因に拠るところが大きいのだと思います。
＃　外国人の体格に日本人が対抗できるのは、精神力が鍵かと思います。
＃　ただ相撲協会の腰の重さに見て取れると思いますが、どうにも・・・。

なんとか横綱を。
なんとか盛り上げを。

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