忍者ブログ
プログラムに関連する技術などを紹介します。自製品の宣伝もかねていますので、お気に召したらリンク踏んでやってください。
Admin | Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

そもそも仁は、タイムスリップのお話。

タイムスリップしたという人は、少なくとも公的には
存在しない。
なので、本当の意味での正解はあり得ない。
あるとすれば、「JIN-仁-」というお話の中での正解。


ドラマは、原作とは違う終わり方をした。

原作では、咲は幸せを掴んだ(はずだが、詳細は
描かれていない。)
仁はある種の寂しさを抱えたまま咲の幸せを見届
け、新たな幸せへと歩みだす。
その代わりに、理論的な整合性が破綻し、すべて
SFだから、というような結論になった。
整合性が欠けているがゆえに、読者は煙に巻かれ
たかのような印象を受け、消化不良を起こしたよう
な反応がかなり出た。


ドラマでは、仁も咲も、男女としての幸せはつかめ
なかった。
しかしそれぞれの思いはしっかりと抱えたまま、
それぞれが時の狭間へと消えた。
理論的な整合性は、一応つじつまが合った。(所詮
SFなので、つじつまが現実世界において正しいと
いう証明はできない。)
これなら視聴者の消化不良は出ないだろう。



一応ほぼ丸く収めた格好で終幕を迎えた。
脚本にかかわった方のご努力は、すばらしいもの
だったと思う。
原作と別物になった(脚本でそうした)ため単純な
比較は出来ない。

しかし原作→ドラマの順番で見た場合どっちもあり
かなと思うが、逆にドラマ→原作で見た場合は、
原作なんだこりゃという風に感じてしまうと思う。

やっぱりドラマの脚本は、いいのだろう。
(原作ファンとしては、いまいち納得がいかない。)



そのほかに、今回は「味のある役者」がほとんど
(話の進行上)役割を果たさなかったが、それでも
キッチリ話を構成しきった。

演出さんと、それぞれの役者さんがいい仕事をし
たと思う。

特に、前作がなければこの味は出せなかったと
思う。
前作の助走と今作をあわせた思い入れと努力が、
最良の結果を生んだのだと思う。



総合的に。

完結編の最初のほうは、バタバタとした印象だった。

しかし中盤で盛り返し、最後のほうでは十分な流れ
に乗っていたと思う。

しかし最終話でのどんでん返し的な要素が非常に
弱く、あまり素直に感動できなかった。
しかしこれは「JIN-仁-」の世界観が持つ本質的な
問題であり、ドラマの問題ではない。

ドラマは、演者さん、脚本や演出などスタッフさん
とも、非常によい仕事をしたと思う。

よいものを見せてもらいました。

拍手[0回]

PR
Comment form
Name
Title
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  管理人のみ閲覧可能にする
この記事のトラックバック
この記事にトラックバックする
カウンタ
ブログ内検索
忍者アド
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新トラックバック
最新コメント
[11/30 アオフン]
[10/18 ティンバーランド レディース]
[08/05 鍛冶屋の紅]
[08/01 渡邉英徳]
プロフィール
HN:
鍛冶屋の紅
性別:
男性
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ [PR]

Designed by